2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧
今日は久しぶりに土地の話。 私はよんどころない事情で建築計画を中止していますが、中止する前に土地探しをしていたとき、土地に関して非常に不思議な業界慣習があることをハウスメーカの営業さんから聞きました。それは、 境界確定は土地の購入者側の仕事…
窓は住宅の「開口部」と言われ、室内から逃げる熱の主要な経路とされています。その為、冬に暖かい家を作りたいなら、なるべく開口を(つまり窓を)小さくすべきなどと言う意見も散見されます。そう言った意見は、「窓がないと採光も不足するから、無くすわ…
FASの家は謳い文句に反して熱容量は不十分と結論づけましたが、一方で床下に潜熱蓄熱材を放り込めば簡単に蓄熱性能を上げられるという特長も持っています。コストの壁はあるにせよ、やろうと思えば出来るのは利点です。 では、どのくらい潜熱蓄熱材を追加す…
FASの家では、換気回数を減らしても良いと言う特殊認定を取ろうとしているようですが(こちらの記事の末尾に記載)ようですが、それに関してちょっと気になったのが二酸化炭素濃度です。24時間換気は、そもそもシックハウス症候群対策として法律で義務づけら…
調湿能力の必要値をラフに計算してみましたが、FASの家の調湿能力はそれに対してどの程度でしょうか? 同社ウェブ・サイトでは以下の様な記述を見つけられました。 延床面積40坪の場合で、床下のスカットール(シリカゲル)は200kg程度。 スカットールは自重…
FASの家の特徴の1つは、潜熱蓄熱材を使って建物の熱容量を大きくし、パッシブハウスに近づけることにあります。 とは言いながら、ウェブ・サイトには具体的な熱容量の値が書かれていないので、どの程度良いものなのかが分かりません(住宅業界はこういうの…
FASの家は湿度管理機能を備えている事が大きな特徴の1つです。これはひとえに、「温度よりも湿度が重要」という開発元のポリシーによるもののようです。 では、そもそも調湿能力はどの程度必要なのか? 1.必要な調湿能力はどう考えるか? 調湿能力とは、詰…
「基礎断熱」という言葉(工法)があります。住宅の熱的な快適性にかなり関わる話なのでちょっと考察してみます。 1.基礎断熱って何? 正確な言葉の定義が分からないのですが、どうやら「床暖熱」に対して使われる用語のようです。 つまり、床に断熱材を敷…