自宅新築日記

自宅の新築にまつわるあれこれを綴っていくつもりです。

2014-01-01から1年間の記事一覧

高性能サッシの時代がついに来た

少し前に窓の進化が始まるかも知れないというネタを書きましたが、どうやらこれが現実のものになりそうです。 LIXILのプレスリリースによると、同社は超高性能サッシエルスターXを発売するとのこと。競合他社が高性能サッシを相次いで発売したため、最大手LI…

FASの家の落下試験-後編-

-前編から続く- ではこの実験の目的は何だったのか? 2つほどありそうなケースを考えました。 (1)消費者に対するアピール 工学的なデータを得ることが目的ではなく、消費者に対してFAS工法の躯体強度の強さをアピールすることが目的だったのかも知れま…

FASの家の落下試験-前編-

以前にkazuさんからコメントで、「FAS本部は使用済みの実験棟で落下実験をしようとしている」との情報を頂きました。その後、特にチェックもしていませんでしたが、昨日ふと気が向いてFASのウェブサイトを見てみたら、ありました、実験の様子を撮影したビデ…

二重窓で窓性能の不足を補う-後編-

-中編から続く- 5.二重窓は解決策になるか? ハニカムシェードで結露が生じてしまうのは、ハニカムシェードが熱は遮断できても水蒸気を遮断できないからです。 と言うことは、断熱だけでなく気密性も兼ね備えたものがあれば、解決策になってくれるかも知…

二重窓で窓性能の不足を補う-中編-

-前編から続く- 4.ハニカムシェードで結露が生じる理由 二重窓が解決策になるかどうかを考える前に、何故ハニカムシェード(類似の断熱ブラインドやカーテンも含む)では結露が生じるのかを考えます。 (1)サッシだけの場合 先ず、サッシだけの場合を…

二重窓で窓性能の不足を補う-前編-

高性能な住宅を実現する上で、大きな障害になっているのが窓の断熱性の不足です。最近は高性能な窓が出てきつつあり、特に私のようにⅣ地域に住む場合はそんなに性能不足を気にせずに済むようになってきたように感じます。 とは言え、より高い性能を求める場…

IH対応の鍋には要注意

2回目の引っ越しでオール電化の借家に住むことになりました。当然、台所のコンロもIHなので、いくつかの鍋はIH対応のものに買い換える必要が出ました。 このIH対応鍋で失敗しました。 引っ越しでばたばたしている中で取り急ぎフライパンが必要というわけで、…

エコキュートの使い勝手は悪くない

既に書いた通り、二度目の引っ越しで住み始めた借家はオール電化仕様です。当然、給湯はエコキュートです。 今回は、その使い勝手が予想より良かったというお話です。 1.エコウィルは使い勝手が悪かった 一度目の仮住まいではエコウィルという非常に珍しい…

完全自立自家発電

以前、意味は無いけど面白そうだからやってみたいと書いたのが、電力会社と系統連携しない、完全自立型の自家発電システムです。その時は、バッテリーから大電力を取り出したり、大電流で一気に充電したりする場合に必要なインバータが無いのがネックでした…

日射取り入れの難しさ

以前、日射を取り入れるのは暖房費削減に有効と書きました。 これが実際の住宅建築の現場でも難しい課題として立ちはだかっている事例を見つけました。それは、以前も引き合いに出した鵜野日出男さんのブログで紹介されていました。(これとこれです。) こ…

今度はオール電化

2度目の仮住まいが始まりました。 前回の仮住まいはオールガス化住宅とでも言いたくなるほどガスへの依存度が高い仕様でしたが、今度の住まいはオール電化です。 当然、住宅設備の使い勝手がそれなりに違ってくると想像されます。 大きなところでは、キッチ…

地中熱利用で小さな進歩が

以前に、地中熱の利用について書いたことがあります。その中でもアクティブ利用型と言われるものについて、ちょっとした進歩を伝えるニュースを目にしました。 内容はこちらです。大手ゼネコンの大林組が発表した、地中熱利用のコストと性能を改善する開発成…

窓の進化が始まるか?

ネットで、YKK APの新製品情報を知りました。断熱性の高い樹脂サッシです。 新製品情報 : APW430 この新製品は2つの意味で住宅事情に大きな影響を持つように感じています。 1.住宅の高性能化への直接的貢献 このAPW430は熱貫流率(U値)が0.91[W/K・m2]と…

また引っ越し

急な転勤話で今の居住地に越してきてから約2年。またもや転勤と相成りました。 営業職ならともかく、私のようなエンジニアはあまり転勤に縁が無いと思っていたのですが、時代は変わったもんです。 前回と同じく、子供の保育園の心配から始めなければなりませ…

太陽光発電は「有って当たり前の設備」になる-後編-

-前編から続く- 4.系統連系の制約が顕在化するのはもう少し先 発電設備を電力会社の送配電網に接続することを系統連系と言います。以前も書いた通り、電力会社は電圧・周波数を安定化するために、発電量をきわめて精緻にコントロールしています。使われ…

太陽光発電は「有って当たり前の設備」になる-前編-

太陽光発電については数年前に色々書きました(これやこれ)が、私が家を建てられずにいるほんの数年で、状況は大きく変わってしまいました。 世の中には最新状況をうまくまとめたサイトがたくさんあると思いますが、このブログの目的は私自身が自分の考えを…