自宅新築日記

自宅の新築にまつわるあれこれを綴っていくつもりです。

最初の引っ越し-初めての借家-

家を建てるブログですから、引っ越しと言えば新しく建てた新居への入居となるのが当然なのですが、残念ながらこの度はそうではありません。以前書いた通り、転勤に伴う引っ越しです。
勝手も分からない見知らぬ土地で、いきなり家を建てるわけにはいきませんので、まずは借家です。

新しい職場と子供の保育園の場所とを地図で睨みながら、どこら辺に住むのが良さそうかを考えて、不動産屋にコンタクトです。

家の話とは関係ないので詳しくは書きませんが、新しく住む街は保育園の待機児童がやたらと多くて大変でした。我が家は夫婦ともフルタイムの仕事持ちなので、比較的順番待ちの条件は良いのですが、それでも希望する保育園に入れるかどうかは運任せ。自分たちにとって住み易い地域ってのもありますから、保育園も「どこでも良い」って訳にはいきませんし。
これだから都会は嫌いです。


我が家の場合、今は戸建てに住んでいて満タンの荷物があるので、新天地での借家も戸建て前提です。私の性格からしてアパートには住めないだろうという気もしますし。
その上で、車が2台有るので駐車場が2台分ある物件を探さねばなりませんが、困ったことにこれがほとんど無い。1台の物件なら結構出てくるのですが、2台が無い。
結局、市内全域で探してもらって(保育園に通わせるためには市内に住まねばなりません)、条件に合うのは僅かに2件だけ。
それぞれを見学させてもらい、その内の良さそうな1件に決めて申し込みました。ま、事実上、一択でしたね。後で聞いたら、その物件には翌日に2組ほどキャンセル待ちの申し込みが来たそうです。いやあ、危ないところでした。

この物件、もともと家主さんが自分で住むために建てた家だそうで、仕事で海外勤務することになったために貸しているのだそう。我々が借りる前にも別の人に貸していたそうで、建てた年度からすると、ご本人は1年くらいしか住んでいないことになります。可哀想ー。(私も一歩間違えばそうなるところでしたが。)
契約上、最低3年間は借しますとのこと。その先は最短で3ヶ月の予告期間を経て契約解除(つまり「出て行け」と言うこと)になる可能性があるという条件付きの物件です。その制約がある分、同じレベルの他の物件に比べて、家賃は安めに設定されている模様。それでも高い!

それはともかく、自分で住むために建てた家だけあって、いろいろと「こだわり」のかいま見える作りになっています。我々が自宅新築時にやりたかったことも、部分的に入っています。これなら住みながら「今度建てる家の事前検討」をすることができそうです。うむ。これはなかなか面白そう。

よく考えると、私は借家に住むのが生まれて初めてです。
正確には、大学卒業後、就職したときに会社の独身寮に入りましたから、これが借家ではありますが、世間で普通に言う借家とはちと違います。これに対し、今度の家は正真正銘の借家です。ふうむ。どうなるだろう? なお、相方はアパート暮らしの経験があります。無いのは私だけ。

さて、新居での暮らしをどう組み立てていきましょうかね。