自宅新築日記

自宅の新築にまつわるあれこれを綴っていくつもりです。

LIXILはサーモスXを売る気が無いのかも

LIXILの高性能サッシの紹介サイトを見ていて、ちょっと気になることがありました。
そこでは4種類のサッシを高性能サッシとして並べて紹介しているのですが、どうもその中でサーモスXは売る気があるのか怪しいと感じる扱いになっています。

紹介されているのは、 ガリスエルスターXエルスターSサーモスX、の4種類なのですが、並べてみるとこんな感じです。

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ガリスはとにかく「世界最高性能」の称号を得るための存在でしょう。こんな値段ではほとんど売れないとは思いますが、商売のためではなくブランドイメージを高めるために開発したのだと思えば、意味はあります。
エルスターXは現実的な価格レンジでの最高性能ですね。これは必要な存在です。
エルスターSはその廉価版。性能は「樹脂サッシならもうちょっと頑張ってよ」と言いたくなるレベルですが、エルスターXの半値となれば、これでもいいやとなる人は多いでしょう。これも必要な存在でしょう。
ではサーモスXはと言うと、性能はエルスターXより低く、値段はエルスターXの2倍です。これ、何の意味があるのでしょうか?

細かく見ると、エルスターXはラインナップが16種類、サーモスXは18種類と、ラインナップではサーモスXが少し多いです。エルスターXでカバーできない仕様をサーモスXがカバーしているのでしょう。
とは言えエルスターSに目をやると、34種類のラインナップを誇っており、サーモスXより遙かに充実しています。性能ではサーモスXに少し劣るとはいえ、どうしてもそのサイズが欲しければエルスターSで良いのではないかという気がしてきます。もう、サーモスXは消滅で良いのではないでしょうか。

実際、価格を見るとまるで売る気が無いとしか思えません。(この手のモノの価格は値引率で実勢価格が相当変わってくるので、ウェブサイトの価格同士を比較してもあまり意味は無いのですが、それでもこれだけの差があれば、サーモスXを売る気が無いらしいことは伝わってきます。)

今後、エルスターXのラインナップがもう少し増えた時点で、サーモスXは役目を終えてカタログから消滅するのではないでしょうか。
アルミ樹脂複合サッシという中途半端なものが無くなって、樹脂サッシに統一されるのであれば、消費者としては結構なことだと思いますが。