自宅新築日記

自宅の新築にまつわるあれこれを綴っていくつもりです。

モデルハウス再訪(ヘーベルハウス)

住宅展示場見学の中で、ヘーベルハウスも再訪しました。
8年前の検討時には、ロングライフ一直線だったヘーベルハウスでしたが、変化はあったのかどうか?
とにかく入ってみます。

一通り見て回った結論としては、
やっぱりロングライフ一直線でした。
8年ごときの月日では全くぶれませんねぇ、ヘーベルハウス。素晴らしいです。

1つだけ変わった様な気がするのが、断熱性に関する部分です。
8年前のカタログ類は全て捨ててしまっているので、記憶を頼りの比較になるのですが、断熱材の入れ方が変わったような気がします。
下記は今回頂いたカタログに載っていた壁の断面図です。

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8年前のカタログでは、断熱材は柱と柱の間にしか入っておらず、その為、鉄骨がまともに熱橋になっていたと記憶します。昔のヘーベルハウスが、Q値を言いたくないほど断熱性で劣っていたのはこれが原因の1つと思っています。
対して、現在のヘーベルハウスでは上記の図の通り、柱の外側にも断熱材が配置されており、対策が施されていることが判りました。
とは言え、これが十分な対策なのかは別の話です。柱の外側の断熱材は僅か20mmです。これはグラスウールだと35mmくらいの厚さに相当します。決して良い断熱性とは言えません。しかも鉄骨なので、ウィークポイントである20mmの部分から柱に伝わった外部の熱は、家全体にあっという間に広がってしまいます。断熱性に関する鉄骨工法の本質的な欠点と言って良いでしょう。
想像するに、この変更は2020年から義務化される住宅の断熱性に関する法律に対応するためでしょう。
未だ施行されていない法律に今から対応する理由はこちらのサイトに分かり易くまとめられています。簡単に言うと、数年後に「既存不適格」になって資産価値が激減することが分かっている家はさすがに売り難いので、今のうちから対応しておこうと言うことでしょう。

とは言え、今回入手したヘーベルハウスのカタログを見ても、U値に関する記述はありません。ヘーベルハウスの断熱性は、依然としてさほど良くはないということでしょう。

ぶれない姿勢は素晴らしいですが、それだけに、私の求める方向性とは異なることが再確認できました。