自宅新築日記

自宅の新築にまつわるあれこれを綴っていくつもりです。

りそなにローンの相談をしてみた

ローンと土地取得の前後関係が難しい事が判っているので、その解決方法があるかどうか、その為に何をしなければならないかなどを確認するために、ひとまず金融機関にローンの相談をすることにしました。

先ずはりそな銀行に行ってみます。
りそなを選んだのは、既に口座を持っていて、給与振り込みにも使っているから何となく親近感があるということと、住んでいる街に支店があるので訪問しやすいと言うことです。メガバンクは審査が渋いという噂も聞きますが、りそなで融資を受けると決めたわけではありませんので気にしないことにします。

店舗に入ると用件を聞かれたので、住宅ローンの相談でと伝えると打ち合わせブースに通されました。
程なく出てきたのは随分若い(はっきり言えばちょっと頼りない感じの)担当者。一通り一般的な説明を聞いた上で、今回の我々の件について、ローンの制度上、どのような対応が可能かについて質問しました。
質問の要点は、「土地の登記の前にローンの実行が必要と思われるが、普通にやると間に合いそうにない。何か方法はないか」です。
大きく分けると2つのアプローチがありそうなので、それが可能かどうかを質問していきます。

  • 土地の登記にローンの本審査が間に合わない場合、一旦自己資金で支払うことも考えるが、その場合、土地代金を融資金額に含めることは可能か?
  • 仮審査で必要な見積もりはどの程度の精度のものが必要か? 金額上限さえ確定すれば、厳密なものでなくてもいいか?
  • 仮審査の後でメーカを変更することは可能か? 金額は変わらないとして。
  • 本審査では精度の高い見積もりが必要と思うが、どこまでの精度が必要か? 本審査後は金額が変わらなくても仕様変更は出来ないのか?

1つ目のアプローチは、ローンの本審査が間に合わないのは仕方がないと諦めて、土地の登記から融資の実行までの間を自己資金でつなぐ方法です(ローンの本審査が間に合いませんので、つなぎ融資は受けられません)。幸い、それが可能な自己資金はあります。が、手元資金は残しておきたいので、土地代金も融資の金額には含めたいわけです。
これに対しては担当者は判らず、「訊いてきます」と言って引っ込み、ベテランらしき人を連れて戻ってきました。ベテランに同じ質問をもう一度したところ、「そういうのをバックファイナンスと言うが、可能かも知れないので調べてみる」として一度奥に引っ込みました。10分程して戻ってきて、「できません」とのこと。どうやらこの方向はダメです。

2つ目のアプローチは、最終確定でない見積もりでローンの審査をしてもらうことで、融資の実行を早くし、時間軸の逆ざやを解決できないか、と言うものです。仮審査時、本審査時のそれぞれで、暫定的な仕様に基づいた見積もりで審査を通せないかを質問しました。これも頼りない担当者では答えられず、先ほどのベテランとの質疑になります。
基本的には金額さえ当初の枠に収まっていれば大きな問題はないだろうと考えていたのですが、なかなかどうして、ここでも大りそな銀行様は大層渋いです。本審査後には一切の変更は認められない、変更すると本審査のやり直しだと言います。会話の中であまりにも「正式な見積もりがないとダメ」を繰り返すので、「その言い方だと、仮審査にも最終仕様に基づいた正式な見積もりが要ることになるんですか?」と聞いたら、「まあ、そうなりますね」と。
そんなバカな。今の日本で、ローンの仮審査に最終確定図面に基づいた正式見積もりを提出している人なんて、ただの1人も居ないでしょう。りそなでローンを組んだ人でも同じはずです。
しかるにこの説明は何なのか? そもそも、さっきまで「仮審査は正式な見積もりでなくてもいい」と言っていたではないですか。一体この人は何が言いたいのか?

私は、「お前らに貸す金はない。さっさと帰れ」という意味だと解釈しました。
少なくとも、「こうやったら何とかいけるんではないか」と方法を考えてくれる雰囲気は微塵もなく、口調だけは丁寧でしたが、「面倒くさい奴らだ。早く終わらせたい」と言いたげな雰囲気がベテランりそなマンの全身からほとばしる打ち合わせでした。今時、お役所でもこんなつっけんどんな対応は見たことがありません。
ま、私もそういう相手から借りようとは思いません。他に金融機関はいくらでもあります。

りそなは全く頼りにならないことが判っただけでも収穫だったとは言えるでしょうか。
ローンの話はもういいとして、りそなの給与振り込みと口座の解約をするかどうかを考えるとしましょう。