自宅新築日記

自宅の新築にまつわるあれこれを綴っていくつもりです。

オーブルデザインの一次提案

正確に言うと、最初の提案はこちらから伝えた予算制が厳しすぎて、家が小さくなりすぎてしまったので、予算を見直しての二度目の提案です。どうせ後からいろいろと変更が生じて予算オーバーするのだからと、低めの金額を伝えていたのですが、ちょっと鯖を読みすぎたようで、二度手間をかけてしまいました。
 
(1)プラン(間取り)について
2案出してくれました。大きな違いは玄関から直接和室に入る事が可能なプランとそうではないプラン。それに付随して風呂やトイレの位置もかなり違いが出ていますが、ゾーニングという意味では和室以外、両案は概ね同じと言えるでしょう。
家族玄関からパントリーを経由してキッチンに直接入る動線を設けて貰ったので、来客玄関からリビングに入る動線と合わせると回遊動線が出来ています。私も相方も回遊動線は好きなので好印象です。ただ当たり前ですが、通路の多い間取りになる分だけ、同じ床面積でも居住空間は狭くなります。特にリビングをだだっ広くしたい我々には諸刃の剣でもあります。
両プラン共、外形は総2階で、箱のような家にしたくない我々にはその点は不満です。ただ、2階はそこまでの床面積を必要としておらず、余った部分(約13畳)を丸々吹き抜けにしているので、LDKの開放感はかなりあるのではと期待されます。吹き抜け上部からの日射しは、冬の室内を大いに暖めてくれるでしょう。
その点以外は割とオーソドックスで、悪く言えばあまり面白味の無いプランです。オーブルデザインのブログに度々登場する「無難」を絵に描いたよう。オーブルデザインのウェブサイトで読んだオーナーB様の声にある「共働き且つ子育て中の視点からの提案が少なかったように感じました」が頭をよぎります。
某リフォーム番組の「何と言うことでしょう~」みたいなのは期待していませんが、何かしら素人では思いつかないような工夫を見てみたい希望はあります。最初だからなのか、それともオーブルデザインのポリシーなのか、弱点なのか、今回はそういうのは無しでした。
 
(2)ダクト式換気とデシカ
緑の家の標準は個別熱交換換気だそうですが、私には音が気になるレベルなので最低でもダクト式の換気設備にする必要があります。
今回の一次提案(2案)は一方がダクト式熱交換換気、もう一方がデシカになっており、それぞれ標準仕様からの差額はダクト式熱交換換気が30万円、デシカが100万円です。と言うことは、最低でもダクト式熱交換換気にしたい私にとっては、差額70万円でデシカが導入できることになります。この差額だともう、デシカ以外は検討不要な気分です(正確な差額はダクト長にも依るでしょうから、今後のプランの検討でどうなるかは不確定ですが)。
 
(3)その他、緑の家ならではの箇所
基礎が高くて1Fの床レベルが高い緑の家では、1Fフロアに上がるまでに階段が必要です。玄関はGLに合わせておき、室内に入ってから内階段で上がるか、玄関自体を1Fフロアレベルにして、外階段で上がるかの何れかにせねばなりません。今回は、我々から要望を出し、外階段でプランニングして頂きました。LDKをとにかく広々した感じにしたい我が家では居住空間を広くとれる外階段です。
もう一点、緑の家ならではの箇所が床下に下りるための階段です。全く考えていませんでしたが、そりゃ必要ですよね。これはスペースの有効利用のために、2階へ上がる階段の真下に設けるのがセオリーの様です。床下空間への動線も考慮して階段の場所を決めねばなりません。
 
(4)価格
今回の一次検討で最も気にしていたのは価格です。細かいところはともかく、大ざっぱな目安としてどんな感じになるか、です。前提はAグレードです。
水道引き込み費用(今回の土地は水道が敷地内に引き込まれていません)、カーポート、外構、ウッドデッキ、設計料、遠方交通費、登記費用などもえいやと置いた金額で積算して頂きました。カーテンなどと各種申請費用(長期優良住宅申請など)の費用は含んでいません。
結論として、価格は2つのプラン共、きっちりこちらの指定予算通りに仕上げて頂きました。プランを作って積算したと言うよりは、総額がぴったりその金額になる様に延床面積を調整した、と言う印象です。
 

細かい間取りの良し悪しはひとまず置いておいて、価格イメージの概要が掴めました。
一応、オーブルデザインのウェブ・サイトには坪単価の目安はあるのですが、それに何が含まれていて何が含まれていないのかは良く分かりませんので、概略とは言え見積もりを出して貰って初めておおよそのイメージが掴めたことになります。
これを判断材料として、最終的に何処に依頼するかを決めることにしましょう。