自宅新築日記

自宅の新築にまつわるあれこれを綴っていくつもりです。

残り湯汲み上げ配管付きユニットバスが有った

随分前に、風呂の残り湯を洗濯に使うための配管の付いたユニットバスが欲しいというネタを書きました。

あれから8年、いつの間にかその願いが叶っていることに気づきました。
 
最初に気づいたのはLIXILです。スパージュというLIXILの中では最上位のユニットバス製品に洗濯用ふろ水利用システムという機能が付いています。このスパージュ、最大の売りはアクアフィールと名付けられた肩湯&ジェットバスの機能でして、風呂水利用システムは「ついでに付けときました」感が強いです。廉価グレードであるアライズには風呂水利用システムは付いていないので、風呂水利用システムが欲しければ肩湯とジェットバスも一緒に付いてくることになります。うーん、肩湯はいいとは思うけど、そこまで無類の風呂好きって訳でもないなぁ。
 
他のメーカを見ると、TOTOにもノコリ~ユECOと言う名前の同じ機能が有りました。シンラはスパージュ対抗を意識したモデルなのでしょう。楽湯という肩湯&ジェットバスが売りになっています。
 
LIXILにせよTOTOにせよ、風呂水利用システムの為だけに最上位機種を選ぶのもなぁ、と思っていたら、TOTOのシンラには他にも大変魅力的な機能が有ることに気づきました。おそうじ浴槽床ワイパー洗浄です。それぞれ、ボタン1つで浴槽洗浄と洗い場の床洗浄をしてくれます。これはいいです。夫婦揃ってものぐさな我が家にはぴったりの機能です。
TOTOはトイレ商品ではとにかく掃除の手間を無くす、という方向で様々な機能を送り出していて、それがトイレ業界全体のトレンドにまでなっていますが、その勝ちパターンをユニットバスにも持ち込んだのでしょう。
 
この機能、最初に気づいたときにはシンラにしか設定が無かったのですが、今年の2月にモデルチェンジしたサザナにも設定が追加されました。サザナは廉価グレードなので楽湯はありませんが、私としてはおそうじ浴槽と床ワイパー洗浄の方が優先度が高いので十分です。勿論、気が変わって楽湯も欲しくなったらシンラを選べばいいわけです。
 
と、ここまで調べてシンラのカタログを良く読んでいると、重要な記述が有るのに気づきました。それに依ると、ノコリ~ユECOとおそうじ浴槽は同時には選べないのです。取り合いの関係とのことです。この制約はサザナでも同じです。
 
元々は洗濯用ふろ水利用システムを探していたはずが、何かもう、おそうじ浴槽と床ワイパー洗浄の方がずっと重要な気分です。
最終的にどう判断するかはともかく、私の中ではTOTOのお風呂がぐぐっと有力になってきました。
ところで、ノーリツのユニットバスにもおそうじ浴槽の機能がありますね。名称まで同じであるところを見ると、TOTOからのライセンス品かも知れません。あるいは共同開発したのかも。
TOTOのカタログによると、ノーリツの給湯器と組み合わせた場合だけ、浴槽洗浄から湯張りまでを全自動できるようなので、何か特別な提携関係にあることが伺われます。