自宅新築日記

自宅の新築にまつわるあれこれを綴っていくつもりです。

K住宅の見学

K住宅という住宅メーカが近所でオープンハウスをやっているので見学に行きました。元々はモデルハウスですが、最後は建売として販売するつもりの物件だったようで、チラシの内容は販売を前提としたものでした。
既にメーカーも決めているのに今更新規メーカの見学に行く理由は、間取り検討の参考にしたかったというのもありますが、最大の目的は施工会社の候補探しです。
 
K住宅は我が家にしょっちゅうチラシがポスティングされてくる住宅メーカの1つで、チラシの雰囲気からはそれなりの規模の中堅どころと見受けられました。後で調べてみたら、資本金が20億円超、年商は100億円を超えており、それなりどころか、かなりの規模でした(それでも全国区の大手ハウスメーカーに比べると微々たるものですが)。
いわゆるパワービルダーの部類なのでしょう。
 
住宅会社のチラシは多数ポスティングされるのですが、その中でK住宅を見てみようと思った理由は、断熱と耐震性に力を入れていることが伺えたからです。
勿論、オーブルデザインに設計を依頼する以上、断熱性も耐震性もオーブルデザインが担保することになるわけで、どの施工会社を使おうが性能は変わらないのが建前です。とは言え、高気密・高断熱の施工経験がゼロのメーカと、普段から手がけているメーカでは、トラブルのリスクが違うのではないかと素人なりに考えたわけです。オーブルデザインの浅間さんは「本当にどこでも良いですよ」と仰ってはいましたが、その手の施工に慣れたメーカの方が工期が短い(つまりコストが安い)という可能性もあるでしょうし。
 
そんなわけで、モデルハウスを訪問しました。
 
先ずは一通り内部を拝見しましたが、建売として売り出しているとは言え、元がモデルハウスだったからか、ちょっと凝った造りになっています。建物は決して大きくないのですが、外形が凸凹していて入角出角の多い形状になっており、あちこちに坪庭のようなものが設けられています。一般人が注文建築で作る場合には、まずこういう間取りにはしないでしょうね。コストがかかって、そのくせ延べ床面積は小さくなってしまいますので。モデルハウスならではです。
内装の質感はややチープな感じがしないでもないですが、騒ぎ立てるほどではありません。そつなく纏まっています。私の好みとはちょっと方向性が違いますが。
 
それよりも気になったのは断熱性です。
訪問当日は天気が良く気温もやや高めだったとは言え、2階への階段を一段上がる毎に熱い空気の中に頭を突っ込んでいく感じがしたのは頂けませんでした。この経験はダイワハウス以来です。チラシには断熱性に力を入れているようなことを書いていましたが、言うほどではないのかも知れません。そう思ってチラシの記述を思い返してみると、「断熱には窓が重要」と書く一方でサーモスX(アルミ樹脂複合サッシ)推しだったので、中途半端な感じを受けたことを思い出しました。
 
さて、一通り見せて頂いた後に本題です。
図面持ち込みでの施工のみと言う仕事を請け負うかどうかと質問したところ、やるとのこと。
高気密・高断熱の施工経験という意味ではちょっと期待とは違った感もありますが、年間200棟も建てている実績は、建築中に倒産する心配が低いという点では安心材料です。
見積もり依頼先の候補の1社に加えることにします。