自宅新築日記

自宅の新築にまつわるあれこれを綴っていくつもりです。

RハウスとA建設の見学

K住宅に引き続き、RハウスとA建設の見学を行いました。目的はK住宅のときと同様です。
Rハウス
こちらはモデルハウスではなく、完成見学会です。
一般の方の住居ですが、やや一般的ではない間取りです。玄関入ったら先ずキッチンとか、階段の下をくぐった先に「秘密基地」と名付けられた畳1畳ほどの袋小路スペースが設けてあるなど(お子さんが大きくなったらどうするんでしょ?)。
まあ、間取りは住む方の好みですからいいとして、非常に興味深い説明を伺いました。この物件、UA値=0.37[W/K・m2]、C値=0.29[cm2/m2]とのことです。特にC値は大したものです。聞けば、このメーカではコンスタントに0.3以下のC値を出しているとのこと。これはかなりのものだと思います。
また、UA値も、0.37の数字自体は驚くほどではない(実際、緑の家の仕様よりは劣る)とは言え、UA値が0.87を下回るだけで「断熱等級は最上級の4です」と胸を張っている業者が圧倒的多数のこの地(6地域,Ⅳb地域)では飛び抜けた性能値です。HEAT20 G2グレードの要求値すらクリアしています。
いわゆる「実力のある工務店」ですね。
 
で、価格を聞いてみたところ、延床面積30.17坪のこの家で、2,100万円とのこと。坪単価は69.6万円/坪となかなかの価格です。緑の家のBグレードの価格は設計工事監理費8%を加算すると68万円/坪ですから(延床面積30坪の場合)、それとほぼ同じレベルです。
それなりの性能を求めるとそれなりの価格になる、という事なのでしょう。
 
肝心の点ですが、図面持ち込みでの施工のみもやるとのこと。コスト競争力ではやや心配なところが無くはないですが、安心して施工を任せられそうという意味では有力な候補になりそうです。
 
A建設
こちらも完成見学会です。
説明では、「当社は標準はグラスウールですが、断熱性に優れるセルロースファイバーもオプションで可能です。この物件では建て主様がセルロースファイバーを選択されました」とのこと。と言うわけで質問しました。
セルロースファイバーを使って、UA値はいくつなんですか?」
「個別のUA値は出しておりません」
「いや、一般論ではなく、この建物のUA値を質問しているんですが」
「ですから建物毎のUA値の計算はしていません。費用もかかりますので」
え? するってぇと何ですかい。「セルロースファイバーにすればお高くなりますが性能が良くなりまっせ。どのくらい良くなるかは分かりませんけどね」って訳ですかい? そりゃあ、あんまりじゃござんせんか?
この時点でこのメーカに対する評価は地に落ちました。客にオプション料金を払わせるのに、その姿勢は無いでしょう。無責任としか言い様がありません。
 
もう頼む気は失せていますが、一応施工のみをやるかどうか聞いたところ、やらないとのこと。上記の話を聞いた後だけに、「ごまかしの余地が無い仕事はやらない」と言っているように聞こえてしまいました。
 

 
と言うわけで、K住宅に加えて2社目の候補が見つかりました。
相方とは「出来れば5社くらい候補が欲しいね」と話しており、引き続き候補業者を探すことにします。