自宅新築日記

自宅の新築にまつわるあれこれを綴っていくつもりです。

オーブルデザインの大野町の家でキッチンを見る-前編-

キッチンを動線優先で幅240cmのアイランド型にするのか、はたまた作業スペース優先で幅255cmのペニンシュラ型にするのか、少し前から決められずに悩んでいるところです。
 
ところで私はオーブルデザインのブログを良く読んでいるのですが、その中で、大野町の家を紹介する記事に目が留まりました。この家は何と造り付けのアイランドキッチンです。造り付けってかなりお高いイメージがあります。この家の施主さんがキッチンにはお金をかけるタイプなのかと思いましたが、記事を読むと、オーブルデザインでは割と普通に造作キッチンを使っている風な記述もあります。だとすると価格はそれほどでもないのかも知れません。
 
記事を読むと、このキッチン、我が家の希望とかなり似ています。奥行きの深いアイランド型で、しかもワークトップは我々の好みのステンレス。加えてどうやら海外製の幅60cmの食洗機を組み込んでいる様子。造作と言うことは、市販のシステムキッチンよりも自由度が高いかも知れません。もしかしたら、我々がやりたいことがそのまま出来る可能性もあります。
折しも、この大野町の家の完成見学会が開催されるとのこと。これはもう、現物を確認しないわけにはいきません。
 
と言うわけで、大野町の家の見学会に行ってきました。週末に、一路新潟へ。
 
大野町の家 キッチン概要
早速、肝心のキッチンを拝見します。
ブログ写真の通り、アイランド型。かなり奥行きが深く、ワークトップは260×110cmと、我が家の想定よりも一回り大きく、材質はステンレス。見学会用に傷つき防止のラップがかけてありますが、ラップ越しでもその質感は感じられます。やっぱりステンレスは良いですね。バイブレーション仕上げの存在感と質感は圧倒的です。所詮プラスチックの人大とは比べものになりません。
説明を伺うと、新潟県はこの手の金属加工を得意とする業者が多いので、比較的安価に作れるのだそう。私の建築地は新潟から遠いですが、そんなに特殊なものではないのでどこででも作れると思います、とのこと。最悪、新潟で作って輸送する手もあります。
 
シンク部の仕様
シンクの大きさは1種類のみ。75×40cmしか出来ないそうです。この部分だけ金型で成型しているから寸法が選べないのか、あるいはシンク上に設置する網かごや作業板が既製品で、シンクの寸法はそれに合わせるしかないのかも知れません。タカラの家事らくシンクは86×34.9cmで、それと比べると幅は一回り狭く、奥行きは一回り大きいです。まあ、十分な大きさでしょう。ちなみに、タカラのユーティリティシンクE(ステンレス)とほぼ同じ大きさです。
個人的にポイントが高いのが、シンク内の中段に水切り棚を置けること。タカラの家事らくシンクは三層構造になっていて、特にミドルスペースと呼ばれている中段が気に入っているのですが、オーブルデザインのシンクにもこの中段があります。我が家は麺類を茹でることが多いので、この中段は是非とも欲しかった。この手の「かゆいところに手が届く」系の機能は、造作ではなかなか大手メーカー製にかなわないことが多いので、これは嬉しい誤算です。
 
シンクは大きさこそ選べませんが、ワークトップのどこに配置するかは自由に選べるそうです。ワークトップの大きさも勿論自由に選べます。
 
食洗機は幅60cmのフロントオープン型
中央部、作業スペースのあたりには、海外製の幅60cmの食洗機が鎮座しています。AEGです。但し、ウェブ・サイトに載っている現行機種ではありません。型落ち品の流通在庫か、あるいは海外仕様のものを個人輸入したのかも知れません。
海外メーカの60cm幅のフロントオープン型食洗機は、日本では安くても30万円、ミーレあたりのちょっと上級グレードだと40万円を超えてきますが、海外Amazonあたりで探すと安い機種なら10万円しません。個人輸入が出来る人なら、十分検討に値する手段でしょう。
 
大野町の家のキッチンは幅が260cmと大きいこともあって、大きな食洗機にスペースを割いても、多少の寸法が残っており、そこを引き出しにしています。この引き出しの幅を測り忘れてしまいましたが、多分30cm弱くらい。つまり、我が家のキッチンを幅240cmにするなら、この引き出しは付きません。
さすがに引き出しがゼロというわけにはいきませんので、何か追加のアイディアがなければ事態は打開できません。造作キッチンの自由度を活かして何か出来ないか、と言うところです。
 

-後編に続く-