自宅新築日記

自宅の新築にまつわるあれこれを綴っていくつもりです。

ホームパーティーに相応しいキッチン

私は料理をあまりしません。と言うか、できません。共稼ぎなので、最低限はしますが、‥‥いや、最低限をちょっと下回るかな。
そんな事情もあり、私自身はキッチンにほとんどこだわりがありません。

一方、相方は「是非対面型を」という強いこだわりがあるようです。どうやら、「ホームパーティーなどする際に、大勢でキッチンに立って料理を作るのは楽しい」ということらしいです。どうも、「対面式」というよりはペニンシュラ型やアイランド型を想定している模様。ちなみに、ペニンシュラ型とはこんなので、アイランド型とはこんなのです。
理想はアイランド型らしいです。

確かに、子供が生まれる前は、友達を呼んで10数人くらいのホームパーティー、いや、そんな洒落たもんじゃないですな、自宅飲み会を何度かやりました。我が家の場合、こちらが一方的にもてなすタイプの飲み会は全く想定していません。全員参加型です。参加者は1人一品の料理を作るのがルールで、交代で台所に立つんです。料理らしい料理が作れない人は、冷や奴とかね。
実に楽しかったです。洗い物も交代でやるルールなので、ホスト役が一方的に疲れることもありません。残念ながら子供が生まれてからはちょっとやり難くなりましたが。

そんな飲み会をやるには、確かにキッチンは数名で同時に作業できるだけの広さが欲しいです。アイランド型は理想的でしょう。左右どちら側からでも向こう側に回り込める自由度の高い動線は、まさに自宅飲み会にもってこいです。更に、作業台の奥行きが90~100cmくらいあれば、両側から同時に作業できるので申し分なし。

普段は少々持て余すかも知れませんし、自宅飲み会だってそうそう頻繁にやるわけではありません。でも、そう言うときのための仕掛けを考えておくのは、家造りの楽しみの1つであるような気はします。もっとも、現実にプランニングを考えていくと、いろんな制約で夢がしぼんでいくのが常ですけど‥‥。

特にアイランド型の場合は、キッチンスペースの幅がかなり広く必要になります。なにせ両側に通路が必要ですから。キッチンの幅を狭くすれば収まるかも知れませんが、それでは十分な作業スペースが取れないので、飲み会時どころか、日常の作業にも支障が出ます。
キッチンの幅として少なくとも260cmくらい必要とすると、その両横に半間(90cm)の通路をとって、2.5間の室内幅が最低でも必要です。うーん、普通の木造だとちょっとこのスパンに梁を渡すのは厳しいですね。不可能ではないですが。
L型の間取りにすれば、部分的に2.5間幅にすることは可能でしょう。こんな感じ。

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上図のような方法でなく、単純に幅を2間以内に収めるには、キッチンを180cm以下にする必要があります。その場合、コンロを背面(つまり壁に向く側)に持っていくなどしないと無理そうです。使い勝手を考えると、むしろアイランド型を諦めて、ペニンシュラ型にするのが得策かも知れません。こんな感じ。

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ハレの日の楽しさはちょっと割引ですが、現実的な落とし所はこのあたりでしょうか。



自宅飲み会の為の間取りとしては、キッチンだけでなくリビングを広く取っておくなど、他にも工夫の必要がありますが、今回はキッチンのみ(それもシステムキッチンの部分のみに絞って)考えてみました。
間取りの全体像が見えていないので、まだまだ夢が先走っている域を出ませんが、まあ、現時点では夢語りでいいことにします。
新しい家で自宅飲み会ができるのは、一体いつになるかな‥‥。