自宅新築日記

自宅の新築にまつわるあれこれを綴っていくつもりです。

エアコン修理-3回目-

冷房がちゃんと効く様になったら、室内機からまた水がしたたり始めた ので、3度目の修理に来てもらいました。販売店であるエディオンが来るのかと思ったら、日立のサービスを手配するとのことで、この日やってきたのは前回の四方弁交換のときと同じ方。
ここ数日、水漏れはバケツで受けつつ使っています。我が家では日中の不在時もエアコンは稼働させっぱなしなのですが、その使い方で1日あたりバケツ半分くらい水が溜まります。

で、まず水漏れの現象を確認頂きました。室内機のカバーやフラップなどを取り外した状態が下記。
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向かって左端のあたりから水がしたたり落ちているのですが、サービスの方はそのあたりを確認して、「ここが割れて水が漏れていますね」と。

水漏れ部を拡大したのが下記。
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更に拡大したのが下記。
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確かによく見ると、プラスチックにひび割れが生じていて、そこから水がにじみ出しています。


原因が判明したので、作業内容が確定しました。この部品の交換です。ところがこれが想像を遙かに超える大変な作業でした。
まず、室内機を壁から外して下ろさないといけないとのことで(これはまあ、そうかなと)、そうなると室外機とつないでいる冷媒配管やら何やらを一式取り外す必要がでます。購入時の取り付けでやってもらった作業の反対を丸ごとやることになります。室外はこんな有様。この時点でかなり大変な作業になることが理解できます。
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壁から下ろした室内機がこれ。
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で、これをどこまでバラせば肝心の部品が交換できるのかというと、ここまでバラします。
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いやもう、何も残っていません。
この状態、何がどうなっているのかというと、パーツが全部取り外されて背面と下面の筐体だけになっています。あ、右端に見える黒い円筒状のモノはファンを回すモーターです。
で、この内、下面の筐体(上の写真で下半分に相当)を新しいパーツに交換しました。現場での手間を考えると、室内機を丸ごと新品交換で良いんじゃないかという気もしてきますが、まあ、メーカ側にも事情があるのでしょう。

下面筐体を交換したら、ファンを組み付けます。
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更に熱交換器を組み付けます。
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このとき気づいたのですが、組み付けられた熱交換器は新品です。
水漏れには無関係の熱交換器を何故交換するのかと質問したところ、錆が出ているからと。

取り外された方の熱交換器を見てみると、確かに錆びています。
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ただ、水漏れと反対側、向かって右側に錆が出ていたので、水漏れと錆に直接の関係は無さそうです
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水漏れ側は錆びていないのではなく、樹脂カバーが掛かっていたので分かりませんでした。多分、同じ程度には錆びているのでしょう。
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それにしても錆びているかどうかなんて分解しないと分からないのに、何故交換用の熱交換器を予め用意していたのかは謎です。オーブルデザインのブログでエアコン室内機の錆による故障の実例が紹介されていたのが頭をよぎります。その記事では東芝製やパナソニック製がやり玉に挙げられていて、日立製は今のところ大丈夫そうな雰囲気ではありましたが、もしかしたら日立も身に覚えがあって、(機会があれば)予防的に交換しているのかも知れません。

熱交換器の次は上面と前面の筐体組み付けを行い(上面と前面は空気の吸込み口なので、筐体と言っても枠だけです)、更に回路基板などを組み付けて最小限組み上がった状態になります。この状態で壁に設置します。
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いよいよ作業も大詰め。室外機との間を結ぶ冷媒配管などをつなげ直し、電気関係を接続して動作確認が出来る状態にします。
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無事に冷風が出てくること、水漏れがないことを確認したら、フラップやカバーを取り付けて作業完了です。
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修理後は快調に冷えており、当然ながら水漏れも止まりました。ドレーン配管から水か出てきていることも確認しました。
これでやっと、我が家の白くまくんが完調に戻りました。今後もばりばり活躍してもらうとしましょう。



今回は水漏れだけなので大したことないだろうと思っていたら、前回よりも大変でした。
これ程の作業になるなら、前回の四方弁交換時に一緒にやってもらえば良かったです。前回と今回で結構重複作業もありましたし。
とは言え、あの時は水漏れは直ったと思ってましたので、致し方ありません。

ちなみに今回の作業中、リビングの掃き出し窓はずっと開けっ放しており、室温・湿度はこんな状態でした。
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仕事とは言えこの環境で作業しないといけないサービスの方は大変です。しかし、そのお陰で快適な生活が戻ってきました。本当に有り難いことです。