自宅新築日記

自宅の新築にまつわるあれこれを綴っていくつもりです。

2015-01-01から1年間の記事一覧

エコキュートは元が取れるか?

先日、エネファームは経済的に成り立たないことを試算し、エネファームにメリットは無いと結論づけました(これとこれ)。 今回は同様の計算をエコキュートでやってみました。 1.計算の前提 エネファームの時と同様の前提で計算します。資源エネルギー庁の…

さすがのオーブルデザイン

エアコンでの除湿は難しいという話を書きましたが、このあたりの話を踏まえて効果的に空調機を使うためには、エアコンの原理を理解した上で、適切な機種選定をし、しかも適切な使い方をせねばなりません。 それをやっている事例を見つけました。以前紹介した…

エアコン除湿の難しさ

再熱除湿エアコンは大したことないみたいな話を書きましたが、これは理由を紐解いていくと、そもそもエアコンによる除湿の難しさという話に行き当たります。 1.エアコンでの除湿の仕組み そもそもエアコンで何故除湿が出来るのかというと、空気を冷やして…

再熱除湿エアコンの限界

今の家(借家)に越してきてから約一年半が経ちました。 この家には備え付けの設備としてリビングだけにエアコンが設置済みです。それ以外の部屋には自分でエアコンを付ける必要があるのですが、今回はそこで取り付けたエアコンのお話です。 1.温度を下げ…

燃料電池という技術は無意味ではない

先日、エネファームにメリットはほぼ無いという記事を書きました。この点について補足を1つ。 その前に書いた記事の末尾で触れたのですが、私は燃料電池という技術自体を否定しているわけではありません。むしろ大きな意義を感じています。特に、天然ガス発…

エネファームにメリットはほぼ無い-後編-

-前編から続く- 前回、エネファームを導入した場合のコスト的及びエネルギー的収支をラフに計算しました。その際、効果金額の算出に重要な間違いがあるのを意図的に無視していると書きました。今回はそのあたりの説明を中心に、「エネファームは苦しい立場…

エネファームにメリットはほぼ無い-前編-

前回、エネファームの効果を一般家庭のエネルギー消費をモデルに計算してみたいと書きましたので、それをやってみました。 給湯器にエコジョーズを使い、電気は電力会社から全部購入するという最も一般的なケースに対し、エネファームなどの家庭用発電機を使…

エネファーム再考

以前、エネファームについて書いてから5年。その後、コメント欄に反論を頂いてから4年。 時間が経ち、技術開発も進み、今時点での自分の考えを再度まとめてみます。 1.エネファームは、「捨てているエネルギーで発電する機械」ではない 以前の記事にTakeke…

家による光熱費の違い-後編-

-前編から続く- 5.光熱費は? 電気、ガス、灯油の使用量は前回まとめました。 で、金額はどうだったのか? それが下記です。 これだけ見ると、オール電化の勝利!という感じです。 A市の家(プロパン併用)が年間20~22万円、B市の家(都市ガス;ガス依…

家による光熱費の違い-前編-

ここ数年で、二度の引っ越しを経て、都合3つの町、3つの家に住むという貴重な経験をしました。 それぞれ異なる特徴の家だったので、折角ですから光熱費の比較をしてみました。 1.それぞれの家の特徴 A市での家 電気とプロパンガス併用の住宅。アルミサッ…

蓄電池が随分安くなってきた

以前、大容量の太陽光発電と蓄電池を併用して、系統連携しない完全独立型の自家発電について書きました。もう4年半前のことになります。去年も同じ様なことを書きました。 今回はその話の続き。 1.蓄電池そのものはかなり安くなった 4年半前に書いた当時は…

地中熱の採用事例が増えている‥‥のか?

先月の記事ですが、東日本大震災以降、地中熱の採用事例が増えているという記事を見つけました。こちらです。 この記事によると、「震災が発生した2011年から設置件数が急激に伸びている」とのことです。確かに1年当たりの設置数が2011年以降200件を超えてい…

コロナの地中熱利用技術の進展

以前書きましたが、コロナは地中熱利用のヒートポンプを販売しています。それについて追加情報を入手しました。 1.ハイブリッド地中熱システムのGeoSIS HYBRID これは2014年3月に発表済みのものです。発売は同9月から。 地中熱ヒートポンプについてはこち…