自宅新築日記

自宅の新築にまつわるあれこれを綴っていくつもりです。

家による光熱費の違い-後編-

 
5.光熱費は?

電気、ガス、灯油の使用量は前回まとめました。

で、金額はどうだったのか? それが下記です。
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これだけ見ると、オール電化の勝利!という感じです。
A市の家(プロパン併用)が年間20~22万円、B市の家(都市ガス;ガス依存度高い)が同23~26万円なのに対し、C市の家は同15万円で収まっています。
 
B市の家が恐ろしいほどのガス使用量だったにも関わらず、A市の家と大差ない光熱費になっているのは、エコウィルを使っていたことに伴う大口割引のお陰です。これでガス代が通常よりも3割引くらいになっていました。これが無ければ、年間のガス代は14~15万円くらい増えていたはずです。あな恐ろしや‥‥。
料金は割引のお陰で常識的な範囲に収まっていたとは言え、それだけのガスを使っていたことは事実です。自分で家を建てるときには、くれぐれもそんな家にはしないようにしなければと再認識した次第です。
 
実はC市の家(オール電化)にも同様のトリックがあります。それはオール電化に伴う特別の割引です。月額料金から、¥1,000くらいが毎月定額で割引されています。この割引は、今後新規にオール電化契約をする人には適用されないものだそうですが、我が家の場合は、「○月までに契約した人はこの割引を適用」という条件に滑り込みで間に合いました。
とは言え、年間で1万2千円程度ですから、これが仮に無かったとしても、オール電化が最も安いという結論には全く影響有りません。
 
6.まとめ
電気は二次エネルギー(他のエネルギーから作り出すタイプのエネルギーという意味)ですから、本来なら割高のハズです。石炭や天然ガスを100燃やしても、作れる電気は40くらいに過ぎません。
にもかかわらず今回、オール電化圧勝!となった訳ですが、この勝利は電気機器の効率の高さによってもたらされたと考えてほぼ間違いないでしょう。
100のエネルギーを持つ天然ガスからは40の電気しか得られませんが、それをエコキュートに使ってお湯を沸かせば、140くらいのお湯を沸かせます。一方、ガスでそのままお湯を沸かすと、高効率なエコジョーズを使っても95くらいのお湯しか出来ません。
電気機器はメーカ間の競争が激しく、機器の効率向上が絶え間なく行われていることも、このことを後押ししています。
 
だからガス器具はダメだ、という短絡的な話にするつもりはありませんが、もしもエコキュートやIH調理器具に抵抗がないのであれば、省エネの観点ではオール電化にするのが妥当と言える結果でした。(とは言え、多少の光熱費の優劣よりも使い勝手を優先すべきとは思いますが。)
 
もう1年位したら、再度同じように集計してみようかなと思っています。