自宅新築日記

自宅の新築にまつわるあれこれを綴っていくつもりです。

セキスイハイムの電力自給自足の家

以前、完全自家発電の家にしたいという話を書きましたが、それをセキスイハイムが作ったようです。
その名もスマートパワーステーション100% Edition。紹介記事はこちら

世間的には「消費した電力よりも発電した電力の方が同じか多い」という条件を満たせば電力自給率100%と見做されます。ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の定義もそうなっています。しかし、年間の均した結果としてはそうなっていたとしても、細かく見れば発電能力が足りずに電力会社から電力を買う瞬間が生じるのが普通です。
これに対し、今回の「100% Edition」は、そもそも電力を買うことを無くそうというコンセプトで、具体的には1時間以上電力を買うことは無いという条件を満たすことを目指したそうです。逆に言うと、1時間未満の短時間の買電は止む無しと割り切っているとも言えますが。

仕掛けは特に変哲も無く、
高性能給湯器やトリプルガラスのサッシで消費エネルギーを節約し、
13.37kWの大容量発電(建坪49坪のモデルケースの場合)と12kWhの蓄電池を装備、
更に蓄電量が足りないため日産リーフ(蓄電池容量30kWh)を接続するとのこと。
要するに蓄電池は42kWhということですね。

これで、5地域以南に住むユーザの55%は電力を買うこと無しに生活が出来るそうです。55%の数字は、実際にセキスイハイムに住んでいるユーザの電力消費パターンから算出したものだそう。

設備に金をかければ実現できることは自明でしたが、それが実際に大手ハウスメーカから出てきたことは1つの区切りという気がします。ハウスメーカが建物自体ではなく、付帯設備の部分で競っていることに対する疑問はありますが。

次回はこの100% Editionの仕様を少し考察してみようと思います。